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バリ島住民がジゴロに激怒 Cowboy in Paradise [インドネシア納得情報]



Cowboy in Paradise という映画を切欠に、ジゴロ(ビーチボーイ)に対するバリ人の怒りが露になった。ある12才の少年の夢は、日本語を学んで、日本人の愛人になるというAmit Virmani監督の発言がその発端だったそうだ。ただ、なぜ『日本人』かというのは、去年、映画出演の件で有名になった日本のAV女優マリア小沢さんがいたからだと思う。http://blog.so-net.ne.jp/bahasa_indonesia_arbee/2010-05-03 (maria ozawaについて)。

ビーチボーイは、インドネシア語で言うとanak pantai(anak=子pantai=海岸)と言う。anak pantai(ビーチボーイ)は、バリ人もいればインドネシアの他の島からの出稼ぎの人もいる。バリ島を訪れる人は必ず海に入りたいということもあり、バリ島と言えば、ビーチボーイというのがあるそうだ。そしていつの間にか バリ人=ビーチボーイ=ジゴロ になっているので、地元のバリ人は、とても嫌がっているそうだが、追放が出来なかった。

バリ人は、インドネシアの中でも比較的に非暴力的な人が多いので、無理やり追放することが出来なかったであろう。しかし、今回のcowboy in paradiseの件で、大義名分を得たとも言える。また、地方分権法案の成立で、州知事の力が強くなったので、州知事の権限で、海岸沿いのビーチボーイに身分証明書の提示が要求されるようになった。ジゴロ問題について法的装置が取れるかどうかは難しいが、身分証明書の有無で、ビーチボーイを追放することが出来ると期待しているそうだが、どうなんでしょうか。

Arbee's point of view
光と影が共にしても良い というバリ島の哲学。しかし、やはり、所詮は人間なので、『悪い』ものは排除すべきだという結論になると思う。観光 とは、『光』を『観る』ので、光があれば、陰も当然ある。このビーチボーイたちは、問題を起こさなければ、恐らくBALI人とも共存出来るが、先日、邦人殺害事件もあり、治安の悪化に関与する部分もあるので、ビーチボーイに異を唱えるものもいる。
  話が変わるが、浅草や京都に、外国人に向かって、その外国人の出身国の言葉で、声をかける日本人がいますか?恐らくいませんね。しかし、バリ島では、日本人には日本語、中国人には中国語、ロシア人にはロシア語と観光客に向かって観光客の出身国の言葉で声がかかる。これを可能にするのは、多様な民族を有するインドネシア!

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by. Arbee ( Albertus Prasetyo Heru Nugroho)
indonesian language instructor and indonesian consultant
HP              www.merapi.com/arbi

Mobile         090-9342-2726
Email          lakilaki_indonesia@yahoo.co.jp
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バリ 観光人類学のレッスン

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  • 作者: 山下 晋司
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
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