インドネシアの国立大学法人は、特別入試を設ける!(1) [インドネシア納得情報]
現在のいわゆるインドネシアの国立大学は、国立大学から、国有法人(独立行政法人)Badan Hukum Milik Negaraを経て、教育法人Badan Hukum Pendidikanに変わった。その変化に伴って、入試の名前も変わって来た。1989年にUjian Masuk Perguruan Tinggi Negeri(UMPTN)『国立大学入試』は、2002年にSeleksi Penerimaan Mahasiswa Baru(SPMB)『新入生選抜試験』に変わり、2009年にSeleksi Nasional Masuk Perguruan Tinggi Negeri(SNMPTN)『全国国立大学入学試験』となった。SNMPTNは、日本で言うセンター試験制度に近い。
universitas negeri --> badan hukum milik negara --> badan hukum pendidikan
国立大学 国有法人 教育法人
UMPTN --> SPMB --> SNMPTN
国立大学入試 新入生選抜試験 全国国立大学入試
国立大学に入るために、全国国立大学入学試験(SNMPTN)を合格する必要があるが、倍率が高い。教育法人(BHK)となった国立大学は、国の助成金が減ったということもあり、学生からお金を取る仕組みを考えている。しかし、学生の学費を無闇に引き上げることが出来ないため、SNMPTN以外に、特別入試(jalur khusus)を設けた。
例えば、TIME higher education QS(UK)によると、アジアでは、16位となった名門UGM(ガジャーマダ大学)の医学部(fakultas kedokteran)は、入試で合格した学生の入学費は10万円に対して、特別入試で入った学生の入学費はなんと!14倍の140万円。インドネシアの牛丼は一食50円程度。吉野家では500円だと考えれば、日本の物価の感覚で言うと1400万円の入学費。
VISTAの新興国インドネシアには、ますます受験戦争が激しくなって来た。日本の私立大学は、インドネシアで支店を開くのも有り!。国立に入れない優秀なお金持ちだがオタク!な学生をターゲットに出来るのかもしれない。APU(立命館大学)には、多くのインドネシア人の留学生がいるそうだが、インドネシアにいながら、日本の教育を受けられるような制度も模索出来る。
by.Arbee (Albertus Prasetyo Heru Nugroho)
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*インドネシアの大学生は今過酷な受験を強いられます。しかし、それは、インドネシアだけではない。中国も韓国もベトナムも恐らく似たようなことがある。なぜ日本はこうなんだろう と悲観的に思う前に、他国の事情を知りましょう。苦しんでいるのは、あなた!だけではない。インドネシアの子も中国の子も皆同じ敵に向かって戦っています!。
コメントはmixiのほうに書かせていただきました。
後、医学部関係で日本と違う点に
一般医と専門医も大学か大学院かと卒業資格が異なるようですね。
<病院でも扱いが違うようです>
一般医は手術もできない(してはいけない)と聞きましたが・・・
by peijigi (2010-05-13 18:35)