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mengajar と belajar と 接頭辞の意味 [入門]

インドネシア語には、接頭辞 というものがあります。
これは、別にインドネシア語だけの特徴ではありません。英語にも、接頭辞 というのがあります。
例えば、
無理  impossible --> in + possible (in = ではない)
不死身 immortal  --> in + mortal 
 
しかし、英語の接頭辞の働き は、インドネシア語程、活発ではありません。殆どの語は、ラテン語や外来語として、そのまま、入って来る場合が多いです。

では、インドネシア語の場合は、どう理解すればよいか 
下記の語に注目して下さい。

ber + ajar ---> 教わる --> belajar
me + ajar ---> 教える  --> mengajar

ajar だけでは、どのような意味なのか 決定 されていません。まだ、様々な可能性があります。
それは、
『教 という字は、どういう意味ですか と同じように、
『教』に える をつければ、to teach 教える
『教』に わる をつければ、to learn 教わる・勉強する
になります。


少し難しい!
実は、形無き接頭辞というのもあります。
それは、受動文における 動詞 と いくつかの語の命令形
1.a. Saya membaca buku. 能動 (私はね、 本を読んでいるよ)
  b. Buku [ saya baca ].  受動 (本はね、 私が読んでいるよ)
2. Baca ! (読め!)
何人かの学者は、この接頭辞のことを『ゼロ形』と呼びます。

まとめ

インドネシア語における接頭辞は、
1.『基語』の品詞を変える。(品詞とは、単語の分類、例えば、形容詞・名詞・動詞 など)
2.品詞が変われば、勿論、文での『働き』も変わります。
a.自動詞を作る
b.他動詞を作る
3.語の意味を決定する

という働きをもっています。


一言:
多くの学生に、『インドネシア語は、難しいですか?』と聞いたら、『難しかったです。接頭辞と接尾辞とは、何か という疑問を残しながら、次々と授業が進んでましたから。しかし、先生の授業では、なぜ、接頭辞とか接尾辞とかあまり扱っていないんですか?それは、楽ですが。。。』と逆に質問されました。『っそれは、人は、単語一語一語で、考えるのではなく、で考えるから、文や句を先に慣れてもらって、その素材である語を使えばいいと思っているからですね。』

私は、民間の語学授業から大学の授業まで、様々なインドネシア語の授業を見学したことがあります。まず、大学の講座は、反復練習が少ないことにビックリしました。また、一学期は、大体10回~12回まで、講座がありますが、期末試験が終わったら、大体、学生が忘れています。社会には、セーフティー・ネットがあるように、まず、最低限、学生に覚えて欲しいことを講義の前に、提示して、毎回、それを繰り返しながら、次のトピックに授業を進めた方が、有効的だと思います。

私は、負担にならない程度、面白い授業の方が、後の人生に役立っている と思います。複雑な授業は、あまり、印象に残らないので、学費の無駄です。

 


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コメント 3

birubali

アルビー さん はじめまして。私のつたないブログに訪問いただきましてありがとうございます。素人勉強のインドネシア語なので、間違いがたくさんあると思います。どうぞご指摘ください。
 アルビー先生のブログやサイトでインドネシア語の勉強をしたいと思います。よろしくお願いいたします。
by birubali (2008-02-14 18:59) 

ランラン

こんばんは、履歴からやってまいりました。
今、プライベートレッスンを受けながら、インドネシア語を勉強していますが、
特にこの接尾辞接頭辞が難しく、困っていました。
今回、記事を読ませていただいて、非常にわかりやすく頭に入りました。
また、ブログに遊びに来させてください♪
by ランラン (2008-02-14 20:51) 

もんち

こんばんは。私のブログへ来ていただき、有難うございます。
接頭辞・接尾辞は未だに良く分かりません。。
アルビーさんと言うように、文章で覚えて、何となぁ~く使っている感じなので、間違った使い方をしているかもしれません。
私の場合、本当は書き言葉なのに、会話で使ってしまっていることも多々あると思います。会話になると接頭辞・接尾辞無くてもいい場合がありますよね。
もう一度基礎から勉強しなおさなくてはいけません。
by もんち (2008-02-15 00:31) 

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