パンパン(perempuan)(売春婦)ってインドネシア語だったの? [日本にあるインドネシア 論点]
大辞林によれば
売春婦。特に第二次大戦後、米兵を相手にした女性をいった。
様々な説があるのですが、インドネシア語説は、もっとも有力ではないかと思われます。連合軍の中心となった米兵の多くにとって、日本もインドネシアもフィリピンも同じように見えるようです。インドネシアに連合軍が上陸して、米兵は一晩の快楽を味わいに、売春宿に行ったりしますが、そこで出会った女性のことをperempuan(プルンプアン)だと言います。しかし、インドネシア語のperempuanは、売春婦を指す語ではなく、一般女性を指しますが、Dia mau cari perempuan.(彼は女を捜している)となると、売春婦のことを指す語になります。
インドネシア・マレーの用事が終わると、今度、日本に上陸。しかし、当時の米兵にとって日本も東南アジアも同じなので、日本人の売春婦のことをperempuanと呼びました。日本人には、『パンパン』と聞こえたそうです。語源って面白い。
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fin.
by.Arbee(Albertus Prasetyo Heru Nugroho)
インドネシア語講師・翻訳者・通訳者
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