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pada と di について (初中級)

KIRA-KIRA会
1.studi tentang perkawinan pada masyarakat Jawa (固有名詞の一部)
ジャワ社会『における』婚姻についての考察
2.Gejala itu banyak dijumpai pada anak-anak(特定の名詞を指さない)
その症状は子供『に』多く見られる。
3.Pertolongan Pertama Pada Kecelakaan(P3K)(抽象名詞)
事故における最初の処置(救急処置)
4.Kami bertemu pada jam 3 siang. (時間:抽象的概念)
午後3時に私たちが会った。

解説:
 多くの教科書に、pada と di の違いの説明が載っていません。あるとすれば、前者はフォーマルで、後者はインフォーマルだという説明位です。頻繁に出てくるので、後の学習において『勘』が働くせいか 説明が無くてもよいでしょうか。
 しかし、pada と di の決定的な違いは、以下の文章で、確認することが出来ます。
5.Perang saudara pernah terjadi pada Amerika. (X)
6.Perang saudara pernah terjadi di Amerika.
(KIRA-KIRA会のMariさんにより提示された問題)
『アメリカに内戦が起きたことがある』という意味の文章ですが、インドネシア人は、5.文を決して作りません。
7.studi tentang perkawinan pada Jawa. (X)
8.studi tentang perkawinan pada masyarakat Jawa.
『ジャワ社会における結婚についての考察』
7.は5.と同類で、インドネシア人は、決してこのような文を作りません。7と5だけを見ると、padaの後ろに、具体的な固有名詞が来ますので、単純な推測として、具体的な固有名詞よりも、抽象的な名詞のほうがくっ付きやすいということになります。

KIRA-KIRA会では、様々な意見が出ました。
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A.pada は、平面に 対象が置かれる際につかうが、di は、立体的な空間に置かれる際に用いられる。
B.pada は、動きの無いものを指すが、diは、動きのあるものを指す。
C.pada は、固有名詞にくっ付かない。
D.pada は、具体的なものに着かず、抽象的なものに用いられる。
等の説明が上げられました。
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私は、上記の説明が非常に良いと思います。様々な例文を見て、吟味する必要がありますが、私が思いついたものの中で、上記のルールが適応出来ると思います。

アルビーの一言:
 KIRA-KIRA会や個人レッスンやインフォーマルな勉強会は、私を育ててくれました。大学生の研究よりも、学ぶ社会人の発想のほうが、はるかに実践的で、時として授業の中で出てきた意見を少し整理するだけで、体系的な説明になります。
 インドネシア語を学ぶ学生は、就職する際に、インドネシア関連の仕事につくことが殆ど無いと言っても良い。しかし、これからの時代は、さり気なく日常の生活に何かインドネシア的なものにつながることがあるかもしれないし、何かの方向転換になるかもしれない。そこで、社会人との交流が必要だと思います。
 今のご時世で、天才ではない限り、大学に残ることは、難しいでしょう。大学も産学連携を通して、地域社会とコラボレーションして、生き残りをかける。そこで、早い段階で、社会人との交流をすることで、情報などを吸収して、自分の就職活動に活かせば良いと思います。
 KIRA-KIRA会は、決して、頭のいい人たちの集まりではない。又、研究者の集まりでもない。しかし、『学ぶ意欲』のある人たちの集まりです。インドネシア語を学びたい!とさえ思えば気軽に参加出来る。そして、どんな質問でも皆で考える。先行研究という縛りが無いので、あった例文に様々なルールやモデルを当てはめて、『my文法』の構築をすることです。


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