インドネシア語検定試験難解表現(2): merupakan [上級]
1)ジャカルタ は インドネシアの首都である。
上記の文は、インドネシア語に訳すと以下になります。
a.Jakarta adalah ibu kota Indonesia.
b.Jakarta merupakan ibu kota Indonesia.
では、厳密な定義から始めましょう。
A = B, B = A の時に、 A adalah B が成立する。
A = B, B = C +(d1+d2+..+di+..+dn) の時に、A merupakan C+Σdi が成立する。
A,B,C は命題。d1+d2+...+dn はBを成すCの補助要因(説明)である。
このように、インドネシア語では、絶対定義(adalah)と便宜上定義(merupakan)を区別している。
従って、
c. Ibu kota Indonesia merupakan Jakarta. は、成立していない。
上記の定義を簡単に言うと、
adalahで結ばれる主語・述語は、位置を逆にしても文が成り立っているが、merupakanの場合は、主語・述語が逆にしてはいけない。
練習:
1. Komputer merupakan alat.
2. Komputer merupakan alat hitung.
3. Komputer merupakan alat hitung elektronik.
4. Komputer merupakan alat hitung elektronik yang canggih.
訳
1. パソコンは機械である。
2. パソコンは計算機である。
3. パソコンは電子計算機である。
4. パソコンは複雑な電子計算機である。
このように、adalah を使ってしまうと、定義が完結して、発展性が見られない。数学などの理系の論文でadalah はよく使われているが、理系よりも厳密さを欠ける人文系の論文は、merupakanがよく使われている。しかし、得体の知れない物体を描写する時にadalahよりもmerupakan が適切なので、新発見の物質について描写する場合にもよく使われる。
Arbee's comment
インドネシア語の語彙は9割以上外来語だと言われています(Remi Sylado)。地理的に、どこからでも入りやすいインドネシアの地理条件から理解出来ます。ある機械と別の機会が繋がる時に、『整合性』という語がよく出てきています。外来語を絶えるだけの『内部論理の整合性』が無いと、言語が崩れ、飲み込まれてしまいます。しかし、やはり、インドネシア語は元々karet(ゴム)のような正確があるので、国際語として発展性があります。
大学でインドネシア語を教える多くの先生は文型出身、若しくは言語学が専門ではないのです。なので、『慣れる』という言葉で片付けられることが多いのです。
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by.アルビー(Albertus Prasetyo Heru Nugroho)
インドネシア語講師・翻訳通訳
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