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おもてなし を考察する [インドネシア市場調査]

 

おもてなし とは何か
日本は『おもてなしの国』と言われています。この件について周りの日本人やお客さんに色々と問いかけたことがありますが、今一つぴんとこないところがあります。纏めますと
1.おもてなし とは日本特有なものだ。
2.おもてなし とはホスピタリティーだ。
3.おもてなし とは相手に気を配ることだ。
4.おもてなし とは気遣いの究極な姿だ。

私が思うには、上記の回答は正しいです。しかし、そのために、上記の4つを説明出来る上位概念が必要になります。文章で考察したいと考えています。
1.実は『おもてない』がなっていない日本のホテル(本のタイトル)
2.日本人は『おもてなし』は素晴らしいが『おもいやり』がない。(BLOGより)
上記の文章はgoogleでヒットした位、自然に使われています。私は日本人ではないので、こうやって考察を行う時は必ず日本人のnative speakerに確認してgoogle等を使って自然な文章で意味を考察します。ビジネスと同じですね。文脈でしか何かが意味を成すと信じる派だからです。
1.の文章と類似している文章が多くて、ホテルや旅館やお店やレストラン等が主語になることが多いです。つまり、『おもてなし』が当然に行われるのが何かサービスを提供するところです。もう少し考えて行くと、仕事上の役職が主語になることもあります。あのウェイターはおもてなしを心得ている 等のような文章では、『おもてなし』とは、共通の規範のようなものになります。『武士たるものは何何をすべき』『弁護士たるものは何何をすべき』のように、職業人たる者が究極にやるべきこと は、おもてなし だと思われます。この考え方では、『おもてなし』はプロフェッショナリティーに通じるところがあります。
日本は、職人を評価する社会です。
つまり、プロを評価する社会でもあります。従って、プロの数が増えれば、『おもてなし』の数も増えるのですが、『おもてなし』は、この考え方であれば、必ずしも『日本人特有』のものではないです。社会がプロ精神を要求すればする程、繊細さ・きめ細やかさ・おもてなしを要求することになります。
先日、ジャカルタでSKYEという地上56階のレストランに行きました。日本人投資家を何人か連れて行きましたが、感動されました。ジャカルタにもこんなところがあるんだ!パスターも美味しいんだ!等です。無論、こういう場所がまだ少ないですが経済が成長していけば、『おもてなし』の精神が求められるようになります。jam karet(ゴム時間)が通用出来なくなります。 

日本のおもてなし を強く打ち出すよりも 
日本のおもてなし を参考にして是非ともあなたの国ならではのおもてなし を作り出して下さい!
と言った方が 日本人らしい謙虚さ・美徳が見えるのではないでしょうか。ビジネスは、ただ儲け事ではなく、文化を形成する一つの手段でもあります。弊社インドネシア総研も微力ながらも、日本の企業をサポートさせて頂きます!

by. Albertus Prasetyo Heru Nugroho
インドネシア総合研究所  CEO
http://www.indonesiasoken.com 
lakilaki_indonesia@yahoo.co.jp

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